修行と称して…
「悟飯さん、一緒に精神と時の部屋で修行をしませんか?」
トランクスがそんな提案を出したのは、珍しく悟飯が神の神殿にてピッコロとデンデと一緒に楽しくお茶を飲んでいる時だった。
30分ほど前にいきなりトランクスは未来からやってきて悟飯を誘うとともに神殿へ来たのである。
そんなわけで、今日は珍しく4人でこうして神殿でお茶を飲んでいるというところであった。
神様特性烏龍茶とチチの作ったクッキーを食べながら楽しく談笑していると、話は悟飯の修行不足についてとなった。
たしかに、悟飯はセルゲーム以来修行をしていない。
以前は悟空が近くにいたため、チチがどんなに反対しようとも一通りの修行はしてきたものの、
悟空がいなくなった途端にチチは悟飯を勉強漬けにしたのである。
チチにしてみれば、いままで散々修行だといって勉強をさせられなかったのであるからこれはいいのであろうが、
Z戦士達にとっては悟飯の修行不足は悩みの種である。
特に、元師匠であるピッコロにとっては結構気になることらしく、こうして悟飯を神の神殿へと呼び、修行させているのだ。
「え!?精神と時の部屋で、ですか・・・?」
「はい、確かまだ僕には後6時間残っていましたから」
にこやかにトランクスは言い、そうですよね?と同意を求めるようにピッコロのほうを向いた。
「そうだ、確かにお前は6時間半は残っていたな。悟飯もたしか13時間は残っていたはずだ」
「はい、えっと・・・、記録を見て見ますと確かに残っていますよ。ちょうどいい機会じゃないですか、悟飯さん。トランクスさんと修行をしてきたらどうですか?」
まだあどけない笑みを浮かべながらデンデは烏龍茶を飲む。
「えっと、それじゃあ・・・2時間くらいなら大丈夫だと思いますが」
腕時計を見ながら折り合いのつく時間を述べる。途端に、トランクスはうれしそうな顔になり、元気良く立ち上がった。
「はい!それじゃあ、さっそく入りましょう!ピッコロさん、精神と時の部屋に入ってもいいですよね?」
「・・・・」
ピッコロは苦い顔をして、ちらりと悟飯を見、次にトランクスの顔を見た。しかしそうしている内にデンデが 「いいですよ、悟飯さん、がんばって修行してきてくださいね」 と、精神と時の部屋のかぎをトランクスに渡してしまったのである。
「えっと、ピッコロさん、それじゃ、修行してきます・・・」
悟飯は、どうしてピッコロがそのような渋い顔をするのかわからぬまま、トランクスと連れ立ってさっさと精神と時の部屋へはいってしまったのである。
かしゃっ・・・
トランクスは精神と時の部屋のかぎを閉め、先に入った悟飯の姿を探した。
「はい、悟飯さん」
うれしげにベッドの上で飛び跳ねている悟飯を見つけ、冷蔵庫から取り出したオレンジジュースを渡す。
「あ、ありがとうございます」
「ここのベッド、気持ちいですよね、弾力あって」
「そうですね、僕、ここで寝るの、好きなんです」
「そうなんですか、じゃあ、さっそく修行をはじめましょう」
「はい・・・・て、あれ?」
ベッドを降りようとした悟飯は何故か両手首に鎖が巻いてあることに気が付いた。
本人に気がつれないようにまいてあった割にはその堅牢な鎖はしっかりと悟飯の両手首をおさえつけている。
「あの・・・、これって、一体?」
「修行、の準備です」
変わらぬ微笑を浮かべ即答するトランクス。
「修行・・・、なんですよね?」
それでも納得のいかないという顔をしている悟飯の服をトランクスは慣れた手つきで脱がせて行った。
「あ、あの!?トランクスさん!?これって、本当に修行なんですかぁ!?」
これはおかしいとやっと気がついた悟飯はいままで抵抗はしなかったのだが、弱弱しく抵抗を始めた。
が、背中ですでに手首を抑えられているためにたいした抵抗も出来ず、その間にもトランクスはどんどん服を脱がせて言ったのだ。
しかし、その手つきはシャツを脱がそうというところで、固まったように動かなくなった。
「あ・・・・あの・・・」
悟飯の首筋から胸元にかけて、白い肌に似合わない鬱血が所々に付けられていたのである。
周りを重い沈黙が包む。
「ピッコロ・・・、さん、ですか?」
トランクスが真面目な顔で沈黙を破る。
途端に悟飯は赤くなった。
「えっ!?ち、ちがいます!違いますってば」
反応を見るだけで答えは明瞭である。
「・・・・・・・・・・ピッコロさんと悟飯さんって、そういう関係だったんですか?」
悲しげに問うトランクス。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は、はい」
「そうですか、じゃ、もう大体わかりますよね。これから僕が何をするか」
「えっ・・・ん、んぅ・・・ふっ」
抗議をしようとしたが口が塞がれてしまい思うような声がでない。乱暴に唇をこじ開けられ、トランクスの舌が入ってきた。
「ふぅっ・・・ん・・」
角度を変え舌を絡ませる。
「ふぁっ・・・」
やっと、トランクスが舌を離したかと思うと、今度は足にも鎖がかかっており、身動きがとりにくくなってしまった。
そしてトランクスはポケットからカプセルを取り出すとスイッチを入れ放り投げた。
ぼんっ
カプセルはちょうどベッドの下で爆発し、中には一体何をする道具なのか悟飯は見当もつかないものがたくさん入っていた。
「な、なんですか?これ?」
「さて、何だと思いますか?」
言ってトランクスはそのなかからひとつ、卵形をしたボールが三つついていてそれがチューブでつながられているものを取り出した。
そして、チューブの先にあるスイッチを入れる。
ブゥゥゥゥン
低い振動音が周りに充満した。
「悟飯さん、これ、なんだかわかります?」
そういいながらもトランクスはその振動している卵形の部分を開けたご飯の胸元にある小さな二つの突起に当てた。
「やぁっ・・・。んっ・・・あっ・・あぅ」
いままで感じたことのない振動に大きく体をのけぞらせて、それでも何とか平静を保とうとシーツにしがみついた。
「悟飯さん、かわいい」
トランクスはそのままその卵形のボールを這わせて悟飯の両足を開くともう元気良く膨れ上がっているそれにボールを当てた。
「やぁっ」
そしてそのままチューブでボールのしてに2つを固定すると残ったひとつのボールは下にある蕾の部分へ押し入れると、ベッドから身を引く。
そして不思議そうにながめている悟飯に対っこりと微笑むと内容と反比例した明るい口調で言った。
「悟飯さん、僕はいまからちょっと修行してきますから、その間にイっちゃ、いけませんよ」
「んっ・・・ふっぅ・・・あっ・・・はぅ
汗だらけになり、シーツを必死に掴みながら掠れた声であえぎつつ悟飯は下からの快楽に必死に耐えていた。
絶妙な割合で感じるところをちょっとはずしていたが、それがまたもどかしい。あれから、何時間たったことだろう。しかし、実際は30分も経っていない。
快楽と苦痛の狭間の我慢が、時間を余計に長く感じさせるのだった。
ぅぃん・・・・
ふいに、振動が止まった。
「あ・・・・?」
不思議そうに前を見ると修行のあとにシャワーをちゃっかりと浴びたらしいトランクスの姿があった。「トランクス・・・さん
「お待たせいたしました」
言うなり、トランクスは再び悟飯にまいてあるそれのスイッチを入れる
「悟飯さん、もうそろそろ、イきたいですか?」
何も言わずにうらめしそうにトランクスを睨む。しかしその微弱な抵抗をトランクスはにっこりと微笑んでかわし、スイッチの電源を切った。
「ん・・・?」
不思議そうにトランクスを見ると彼は微笑んだまま悟飯のそれを口に含むと舌をつかって舐めはじめた。
最初はゆっくりと、そして次第に指を使いねっとりと濃密に舐め始めた。
「と、トランクスさん・・・。やめてください、汚いです」
「ピッコロさんとは、何度もやったのでしょう?」
「・・・・・・・・・」
悟飯が否定しないのを見、より一層激しい愛撫を加える。
少々の怒気を含めた愛撫はいままで悟飯の味わったことの無いような濃密さを増しながら確実に悟飯の感じるところをていた。
「ふぅんっ・・・んっ・・・あぅ」
限界が近いのか、悟飯は頬を耳まで高潮させて自分から腰を動かし自ら快楽を求めるようになっていった。
「さて、悟飯さん、そろそろ、やばいんじゃないんですか?」
そして、最後にそれの頂点をそろっとなでると、あえなく悟飯は自らの欲望をトランクスの口の中に放ってしまった。
それから、大体6時間ぐらいして、悟飯は目覚めた。
「悟飯さん、目が覚めましたか」
もし、シーツが乱れてなくて、悟飯の服が脱がされていなかったらさっきの出来事はすべてうそかと思うほどトランクスの笑顔は一点の曇りも無かった。
いったいどうしてこのような顔が出来るものか、悟飯は少しあきれながらとおくに放り投げてある自分の服に手を伸ばした。が、
「まだまだ、時間はあるのですからそんなに急がなくてもいいんですよ」
と、にこやかな笑顔でトランクスが服にのばした悟飯の腕をつかみ、自分の方へと引き寄せた。
「え・・・?」
まだ、何かをやるのかと怯え顔になる悟飯。
「悟飯さんは良い気持ちになれても、僕がまだです」
相変わらずの笑顔で言う。
「そ、それでも、ぼくつかれたし・・・」
「疲れたからって、セルやフリーザが攻撃の手を休めてくれたことがありましたか?」
「う・・・・」
何とか逃げようとする悟飯を穏やかな笑顔をたたえて追いつめるトランクス。 いつのまにかトランクスに押し倒される形になっていた。
トランクスの前髪がはらり、と垂れる。
「本当は媚薬とかも持ってこようと思ったのですが、やっぱり愛がなくちゃいけませんよね」(作者のツッコミ:強姦に果たして愛が有るとは思えないが)
言って、悟飯の首筋に吸い付き、幾つものキスマークをつけていった
「ふぅ・・・んっ・・・、」
「悟飯さんは首筋と腰が感じるんでしたよね」
「そ・・・、そんなと・・、あっ・・・」
口で悟飯の首筋に吸い付きながら、今度は手では下へと侵入していく。そして、悟飯自身の下にある蕾をふたたび見つけ出すとそこへ指を入れた。
「いたっ・・・」
「やっぱり、濡れてないですし痛いですよね」
そう言ってふたたびポイポイカプセルから潤滑剤をとりだすとそれを指に塗りふたたび中へ入れようとした。
こんどは潤滑剤のおかげかすぐに一本目の指が入った。
「やっぁ・・・・」
「二本目とばして、三本一気にいきますね」
トランクスはさらりと言うが、やられる本人にとっては冗談ではない。
どんなにピッコロとの経験があるとはいっても、入れられる瞬間というのは悟飯にとってはいつになっても好きになれそうに無い瞬間である。
「やめ・・・っ・・んぁ」
しかし、感情とはうらはらに彼の体はトランクスの指三本をあっさりと受け入れてしまう。そして、中でトランクスは指をまわし、前立線を刺激し始めた。
「あっ・・・んっ・・・あっあっ・・・」
せめて喘ぎ声は出さない様にと必死にこらえようとするが我慢できずに出してしまう。
「悟飯さん、僕のを入れても、いいですか?」
いつのまにか悟飯はトランクスのひざに抱きかかえられる形にして座っていた。
前立線を刺激され、もうすっかり欲情していた悟飯は早く最後の一瞬が迎えたいばかりに、何も考えられずにこくこくとうなずいてしまう。
「ちょっと、きついですよ」
トランクスはズボンから自分自身を出し、悟飯のそこへと当てた。
すっかり硬くなったそれが蕾にあたり、悟飯は少し身震いしたが今度はトランクスに前のほうのそれを刺激され、ふたたびトランクスの肩につかまり喘ぎつづける。
「やぁっ・・・、んっ・・・あっ」
なんとか、トランクスのそれはすべて悟飯の中に入り一時はおちついたものの、今度はトランクスが腰を振り始めたので落ち着く暇も無く、
下から来る欲望の渦から逃れようと必死で腰を動かしていたが、それは結果としてはまったくの逆効果であり、
逃げようとすれば逃げようとするだけ快感は倍になって押し寄せてきた。
「あっ・・、あんっ・・・ああっ・・・」
「っ・・・、悟飯さん・・、すっごく、かわいいです」
最後に、悟飯はひときわ甲高い声をあげ、その瞬間を迎えた。
再び目が覚めると、今度は無防備なトランクスの顔が目の前にあった。
安心しきったようすでとなりで寝息を立てている彼からは幼さすら感じ、さきほどまで自分を攻め立てていたとは思えなかった。
「悟飯さん、おはようございます」
人形が目をあけるときのようにさっと目を開け、いつもの笑顔で挨拶をする。
「・・・・・・お、おはよう・・・ござい・・・」
先ほどのことが頭から離れず顔を真っ赤にしてとりあえず挨拶をした。
「腰、だいじょうぶですか?」
心配そうな顔で問う。まるで捨てられそうな子犬の顔をする年上の彼に対して、恨みの念はまったく感じなくなってしまうのはおかしな話だと思う。
「は、はい・・・」
「よかった」
そういってもらえると、悟飯としてもうれしいものがあった。が・・
「これからはもっともっと長いんですからゆっくりと“修行”しましょうね」
それは、これからの生活の苦労を悟飯に思い知らせるには十分な一言だったのであった。
あとがき
なんだかなぁ・・・。作者、どうしても途中に突っ込みたいところがあったためにツっこましていただきましたが・・・・。とりあえず、誤解が無い様に言っておきます。普通強姦(強姦言うな)で座位はさせないよなあ・・・って、ちがうだろ(ツッコミ)
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