<注意>この話は映画版銀河ギリギリ・・・の後の話です

 

今日、クリリンが退院した。
「それじゃな、また時々見舞いに来るぜ」
ウーロンに連れられた彼はどこか誇らしげにそういうとさっさと病院から辞去してしまった。あっけないものである。
昨日までは隣のベットで仲良く並んでいたというのに。
「いっちゃいましたね」
「そうですね・・・・」
めでたいこととはわかっていながらも、どこかさみしいと思ってしまう悟飯だった。
その隣でトランクス(未来)はこれまた以外とあっさりとまた何事も無かったかのようにダンベルを持った手を動かす。
たまたま未来から人造人間を倒した報告に来て、たまたま武道会に出場し、
そしてまた、たまたま銀河戦士とのあらそいに巻き込まれてしまった彼にとって、この入院生活は思っても見ない幸運だった。
こうでもしないと、強情な父は居残るのを許さないだろうし、(まあ、それでも母により居残れるだろうが)
なにより直るまで悟飯と一緒にいられるというのがとてもうれしかった。
ベジータとピッコロは先に仙豆でなおしたものの、残りの仙豆がなく、たった今さっきクリリンのために仙豆が作られてここに持ってこられたのである。
「僕たちも、仙豆がきたら退院ですから」
「災難でしたよね、まさかこんなときに仙豆が切れているなんて」
「いいえ、そんなことはありませんよ。おかげでこうして悟飯さんとも一緒にいられますし・・・・それに」
そしてトランクスは鉢に植えてあるシクラメンの花に視線を移した。その意味を充分にわかっている悟飯はにこりとほほえむ。
「ベジータさんらしいですね。シクラメンなんて」
「本当に、素直じゃないんだから・・・」
そういってトランクスは口の中で静かに笑った。

今日、ブルマとベジータと、赤ん坊のトランクスが病院に見舞いに来たのである。
そしてその時、ベジータが選んだという花が見舞い品として出されたが、それが鉢植えのシクラメンなのである。
鉢植えのシクラメンは、入院患者にあげて嫌がられる植物BEST10のなかに余裕でランクインする植物なのである。
なぜ、鉢植えのシクラメンがいけないかというと、鉢植えは根がある→寝付く、ということなのであり、シクラメンは簡単に死苦ラメンだからだ。
ブルマは「素直じゃないわねぇ」と、笑いながらその鉢植えを差し出した。
そしてそのあと「ま、この程度で本当に寝付くようじゃ、私の子供として、まだまだね」とも言っていたが。
「一体誰が言い出したんでしょうね、寝付くなんて」
「僕の未来でもある言葉なんですよ」
「そういえば、トランクスさんはいつ未来に帰るんですか?」
「どっちにしろあと2,3ヶ月はいますよ。未来に帰るエネルギーがたりないんです」
「そうなんですか」
どこか安心したように悟飯は言う。
ふいに、トランクスがまじめなような顔になった。もうしわけなさそうな、悲しそうな顔。
「すみません・・・悟飯さん」
言って、自分の寝台を下り悟飯の寝台の縁に腰掛け、悟飯の両腕をつかんだ。
「あのとき、立ち上れなくて・・・」
そして、悟飯の胸に巻いてある包帯に触れる。まるで、今にも壊れそうな繊細なガラス細工の置物に触るように。
「守ってあげられなくて・・・」
悟飯の胸の包帯をほどいていく。解く毎に悟飯の白い肌に不似合いな紅の傷口が胸元から脇腹にかけて生々しく姿をあらわした。
トランクスはその鉄の味のする傷口に唇を這わせる。
「痛っ・・・・」
「まだ・・・、こんなに幼いのに」
そして、傷口から少し上に行って乳首を軽く甘噛みした。
「やぁっ・・・ん」
「・・・・・筋肉も発達しきっていない」
執拗にその小さな突起を嘗め回す。
「んっ・・、や、あ、・・・あんっ」
「声帯も発達しきっていない」
悟飯の目にたまっている涙を軽く舐めとると唇と唇を軽く合わせた。
「涙腺も、まだ弱いんですね」
「それは・・・、トランクスさんが・・ふっん・・・」
抗議をしようとしたが、トランクスがさっきとは比べ物にならない濃密に唇を合わせてきたので口をふさがれてしまった。
舌が悟飯の口の中に入ってきて、中をかき乱す。
「ふっ・・・んっ・・・んんっ・・・」
唾液が悟飯の口から漏れる。そしてそれと共に力が抜けていき、悟飯はトランクスにもたれかかった。
「まだ、体力が回復していなかったから、きつかったですか?」
「そんなことは・・・、ないですけど・・・」
恥ずかしさに顔を俯かせながらトランクスの腕のなかに潜り込む。
「悟飯さん、かわいい」
「なっ・・・、え、えっと・・・」
「いつまでも、そのままでいて欲しいです」
言って、トランクスは悟飯の両足を自分の腰にまわすと、ズボンをおろした。
「なっ・・・に」
「何って、これですることと言えば一つしかないでしょう」
そして、手探りで悟飯の下の蕾を探し当てると指を唾液でぬらし、人差し指を中に入れた。
「ひ・・・、あっ」
右手でそれをしながら左手で悟飯を支え、唇で悟飯の首筋に鬱血のあとをつけていく。
「やぁっ・・、んっあぁ」
「そういえば、悟飯さんはたしか、傷口も感じるんでしたよね」
言って、脇腹から胸板にかけてある紅い傷口に唇を這わせた。
「そんなこと・・・んっ・・・」
「そんな艶っぽい声で言われても説得力全然ないですよ」
一本目の指が完全に根元まで入り、中でくねくねと揺り動かす。
「あっ、んっ・・・あんっ・・・やっ・・・」
その時だった。
「悟飯、トランクスいないのか?」
ふいに、ピッコロがたずねてきたのである。
「ピッコロさ・・んっ、あっ・・・」
が、にもかかわらずトランクスは二本目の指を入れようとしていた。なかなか大胆なことをするものである。
「悟飯さん、今の状態じゃ、ピッコロさんには合えませんよね」
抑えた声でささやく。
「じゃあ・・・、どうするんですか・・・?」
何も言わずにトランクスは微笑み、再び手を悟飯のそれにもっていきしごき始めた。
再び、ノックの音がする。
「悟飯、トランクス」
まるでいることを確信しているかのような口振りだった。多分、本人にはわかっているのだろう。中にちゃんといることは。
気を感じるということもあるが、彼は人の何倍も聴力がいいのである。当然、何をしているかも。
「いるんだろう。開けろ」
しかし、トランクスも負けていない。動かしている手は休めずに平然とした声で言った。
「ピッコロさん。今、悟飯さんは実家に帰っていますよ」
「・・・・んっ、ふぅっ・・・・んっ」
声を抑えているとはいえ、その声がピッコロに聞こえないわけが無い。
「いるんだろう?」
「無粋ですね。今、何しているかわかりませんか?」
そして、ひときわ強くそれを握り締める。
「あんっ!」
「トランクス」明らかに怒気を含んだ声。その声を聞くなり悟飯は怯え、縮こまった。
「なんですか?」ひょうひょうと問い返す。
「なんですかじゃないだろう」
どすこぉぉぉぉん!!!
と、いきなりものすごい破壊音と共に病室のドアが破壊された。
「悟飯を離せ」
「嫌です。大体、ピッコロさん公共物破損はいけませんよ」
言うと、トランクスは悟飯の体に病室のシーツを巻きつけ、窓から外に飛び出した。追ってピッコロも窓に出る。
「え!?ちょ、トランクスさん!?」
トランクスは一番にカプセルコーポレーションへと向かった。
病院からカプセルコーポレーションは結構近い距離に合ったため、ピッコロが窓から飛び出した時にはもうすぐそこである。
カプセルコーポレーションの庭では、ベジータが一人、トレーニングをしていた。
「お父さん」
トランクスは腕に抱いている悟飯を隠すこと無く平然と父親に声をかける。
「何だ」
つまらなそうに問い返す。
「僕のタイムマシーンはどこですか?」
ベジータは無言で重力室の隣を指差すと、再び何も言わずに修行に励み始めていた。
「あ、そうそう、お父さん。ピッコロさんが手合わせしてくださるそうです。良かったですね」
「本当か!?」
そして、口元に悪人笑いを浮かべたベジータはこちらに飛んでくるピッコロを発見すると迷うこと無く飛んでいき、
両手に気をためるとピッコロを攻撃し始めた。
ちゅっどぉぉぉん!!!
「な、いきなり何をする」
「問答無用!」

「不毛な戦いを繰り広げてますねー・・・」
トランクスはタイムマシンの近くに避難し、その戦いの様子を眺めていた。
その腕の中で悟飯は傷口がうずくのと、さっきまでの緊張に疲れたというのもあり、ぐったりと横たわっている。
「さて、悟飯さん。さっそく行きましょうか」
タイムマシンに乗り込み、笑顔で言った。
「行くって、どこへですか?」
「実際には、未来に連れて行きたいんですけど力が足りないんですよ」
と、言い、トランクスは悟飯の小さな唇に軽く口付けをした。

トランクスが渡ったのは今さっきから5時間前の過去だった。庭にベジータはいなく、日も高い。
「成功のようですね」
笑顔で悟飯にふるが、当の悟飯は傷だらけの体でここまで渡ってきたわけなので体が壊れそうなほどつかれていた。
「悟飯さん・・・?大丈夫ですか?」
「だ・・・、大丈夫・・・、だと、思います・・・・」
「それはよかった。丁度、この時間はお父さん達は僕たちの見舞いに来ていていないんですよね。部屋を貸してもらいましょう」
言って、トランクスは悟飯の言葉を聞かずに悟飯を抱え、カプセルコーポレーション内のブルマの部屋に入って行った。
ブルマの部屋は、彼女の性格が表れているかのようにちらかっていた。
「足の踏み場も無い」と、言う言葉が合ったがまさしくそれだろう。
しかし、かろうじてベッドの上だけは人一人の眠るスペースは空いていたため、そのスペースに悟飯を置いた。
「悟飯さん、大丈夫ですか?」
「は、はい・・・・。まだ頭がちょっと痛いですけど・・・・」
「そういう時は、バファ○ンを飲むといいんですって。ちょっと、入れて来ますね」
「あ、ありがとうございます」
何故、トランクスがバ○ァリンに限定するかはわかりかねたが、とりあえず人の親切にはのっておくことにして、
悟飯はにわかに意識を手放した。

数分して、トランクスが○ファリンとコーヒーをもって入ってきた。
「悟飯さん、調子はいかがですか?」
「あ・・・、だいぶ良くなったような気が・・・します」
「無理、なさらないでくださいね」
と、言うと、トランクスはコーヒーとバファリ○を口に含み、悟飯の口に直接流し込む。
口の中に、トランクスの舌と共に熱いコーヒーが流れ込み、その渦の中に明らかな異物が合った。
ごくん・・・・
「飲めましたか?」
驚いて悟飯はその異物をごくんと口中の中で無理矢理飲み込んでしまう。
「え・・・あ、はい」
言ったとたん、ぐたっと悟飯は脱力するのを感じた。実際、手足に力が入らなくなり、ベットに熱転がってしまったのだ。
「なんか・・・、力はいらないのですが・・・」
「そうですか、やっぱり」
にこりと笑い、トランクスは悟飯の体を引き寄せた。
「悟飯さん、コーヒーとバファ○ンを一緒に飲むと、脱力感に襲われるんですって(作者経験済み)」
「・・・・・・・え?」
「さっき、途中までで、僕苦しかったんですよ」
言って、悟飯からシーツをはがすと胸の突起を愛撫し始める。
「や・・・、あぁ、んっ・・・・」
「ほら、悟飯さんもこうなってる・・・」
トランクスは悟飯のそれを握ると、先にあふれている汁を指にのせて悟飯の前に見せた。恥ずかしさのあまり顔をそらす悟飯。
「ちゃんと見てくださいよ」
悟飯の顔を自分のほうに向け、強引に唇を重ね舌を入れる。先ほどのコーヒーの苦い味がする。
「ふっ・・・・・んっ・・・」
口の中を徹底的に嬲られ、息苦しくなった悟飯は密やかな吐息がもれた。
「最初と比べればずいぶん上手くなりましたね。キスの仕方」
かなりな時間口の中で舌を漂わせていたために唾液が糸となり二人をなごり押しそうに結んでいる。
「そ、それは・・・・トランクスさんが・・・しつこく・・・あっ」
「そういえば、悟飯さんにまだ、僕の舐めてもらったことってありませんでしたよね」
「・・・・へ・・・?」
「舐めて、くだいませんか?」
いきなりなにを言い出すのかと思えば笑顔で言うべきではないだろう事をさらりと笑顔で言った。
そして、悟飯が反対意見を出す前にもう自分の自身をズボンから取り出し悟飯の口元にあてる。
「やぁ・・・・」
おずおずと悟飯は両手をトランクスのそれに沿わせ、遠慮がちに口に含む。
口の中に、ふいにトランクスのそれが充満し悟飯の口内を圧迫し始めていた。
「んっ・・・ふっ・・・・」
「なんか・・・、まるでネコに舐められているみたいだ」
我知れず感想を述べるトランクス。正直言って、そこまで上手くはないがそれでも一生懸命にしようとしている悟飯の姿はたいそう微笑ましかった。
「は、あっ・・・・んっ・・・・」
いつもトランクスが悟飯にしているように角度を変えたり吸い付いてみたりとしている。
その姿は、まるで子供そのものでいきなりフェラチオを頼むのは何か酷のような気がしてきてしまう。
「ふっ・・・・」
これでは、トランクスがイク前に悟飯が壊れてしまうのではないかというほどのはげしい愛撫。決して上手ではないが熱意は伝わってきた。
「もういいですよ、悟飯さん」
あまりにもの可愛さについつい気を許してしまう。
悟飯を持ち上げ、自分のひざに座らせ、軽くキスをする。
そしてそのあと首筋に鬱血をつけながらも手では悟飯のそれを探り出すとシーツの中からつかみ出した。
「やぁっ・・・・」
「すごいですね、悟飯さん。僕のを舐めてくれたおかげで、もうこんなんだ」
言って、もうすっかり勃起した悟飯のそれをつかみしごく。
「んっ・・・あ、やぁっ・・・・」
さきほど、ピッコロの訪問の時に放っておかれたおかげですぐに悟飯の意識は頂点に達してしまった。
トランクスは自分の手に付いた精液を軽く舐め、潤滑剤代わりに悟飯の後ろの蕾に塗り込む。
「ふぅっ・・・んっ・・・あっ」
「ちょっと痛いですけど、我慢してくださいね」
何度も経験しているはずなのに、何度やっても入れる前のご飯はまるで初めてのように初々しく見れる。
「やぁっ・・・」
トランクス(とピッコロとその他色々)の手によってすっかり慣らされている悟飯のそこはすぐに筋肉が弛緩し指3本くらいがすぐに入った。
トランクスはさっき悟飯に舐めてもらった自身を取り出すと悟飯のその蕾の中に入れる。
「んんっ・・・・あっ、んっあ」
するりと悟飯の中に入ったそれは悟飯の内部で自分の存在を主張するごとく体内を圧迫しはじめた。
「動かしますよ・・?」
言ってトランクスはその声に合わないほど激しく腰を振り始める。
「はっ・・・んっ・・あぅっ・・ん」
動くごとに悟飯の体内でそれの擦れる刺激がかけめぐった。
「や、あっ、ああっ・・・・あっ・・・」
最後に、ひときわ甲高い声を上げて悟飯は意識を手放したのであった。

「あれ?ピッコロさん。こんなところに一体どうしたんですか?」
トランクスは悟飯にパジャマを着せ包帯を巻くと何事も無かったかのように病院のベットに寝かせ、
本人も何事も無かったかのように読書をはじめた。
そこに、ベジータとの対戦で疲れて戻ってきたピッコロが来たと言うわけである。
「な、何を言っているんだ!?お前のせいで・・・・」
「僕のせいで?」
わかっているのだ、さきほどトランクスと悟飯が姿を消してから30分ぐらいしか経っていない。
それだけの時間で一体何が出来るのだろうか?つまり、ピッコロの考えたような事態にはなっていなかったということである。
「あ、もしかしてさっきピッコロさんがドアを壊して入ってきたことですか?
恐くてついつい逃げちゃいましたよ、僕。看護婦さんがすっごくめいわくがっていましたよ」
いけしゃあしゃあと言い放つ。
「それは、さっきお前らが・・・」
「ああ、悟飯さんが体がなまるって言っていたのでストレッチ運動をしていたのです。結構悟飯さんって、体かたいんですね」
ストレッチと言っておけば確かにさっきの悟飯の嬌声にも説明が付くのだ。
「ごめんなさい。でも、修行中に入ってくることもないでしょう」
時間的にも、そして物理的にも無理のわかりにくい言い訳だったためピッコロにはそれを信じる以外ない。
実際、トランクスが未来から来たということを考えればすぐに分かるが、
ベジータとの戦いの後で憔悴しきっているピッコロにはそこまでの考えはまわらなかったのだろう。
「あ、それでは面会時間も終わりますよ?そろそろ帰ったほうがいいんじゃないですか?」
時計を見てトランクスは言う。実際、時間もかなり迫っていて日ももうかなり落ちていた。
「ああ・・、それじゃ、悟飯によろしくな」
納得いかないでも無理に自分を納得させてピッコロは窓から外に飛び出す。そして勢い良く外に飛び出した。
しかし、
丁度、カプセルコーポレーションの上空のほうにて父親の「よくも逃げたな卑怯者」と言う声とともに爆発がおこったが、それはまた、別の話。

 

注釈***
この話は映画「ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!! ぶっちぎりの凄い奴」の後の話です。
あの映画が個人的には一番好きだったので題材に選ばしてもらいました。
トランクスが悟飯は助けたくせに同じような状況でピッコロを助けずに攻撃を仕掛けた所らへんからこの話が生まれました(笑)



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